研究分担者 |
平田 あずみ 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40263587)
三島 克章 岡山大学, 大学病院, 講師 (60304317)
山田 朋弘 高知大学, 教育研究部・医療学系, 講師 (60335619)
森谷 徳文 岡山大学, 大学病院, 医員 (60467751)
田畑 純 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (20243248)
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研究概要 |
本年度は歯根形成過程でのHertwig上皮鞘(以下HERS),歯小嚢細胞,間葉組織の増殖帯およびセメント芽細胞におけるソニックヘッジホック(SHH)とその下流にあたるGLI1,PTCHの局在,発現について免疫組織細胞化学的な手法を用いて検索した.hybridizationの結果からHERS,間葉組織の増殖帯に局在しているものと予想されるが,結論を導くには本年度の観察結果に加えて来年度も引き観察が必要である. また,昨年度より開始したマウス下顎骨器官培養で培養した歯胚での歯根形成状態の観察およびSHHの局在状況を確認した.マウス下顎骨器官培養では下顎第一臼歯が歯根形成期へ移行する直前である生後5日齢のICRマウスの下顎骨を使用し,7日間培養した.培養歯胚の歯根形成状態を確認するために下顎第一臼歯歯胚のHERS-歯胚全長比を比較した結果,D7ではDOの1.7倍HERSが伸長していた.この結果は他の器官培養報告と比較して遜色のない結果であったが,ヘパラナーゼの局在結果より培養環境で歯根形成後期を再現する必要性が生じた.また,培養装置の形状により培地交換が困難である事や培地の容量から各種因子の阻害剤を多量に必要とする事から各種の改良が必要であると考えられた。そのため,来年度は培養期間の長期化に加えて、培養装置の工夫を新たに行なう予定である.
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