研究分担者 |
村田 勝 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (00260662)
荒川 俊哉 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (40306254)
赤澤 敏之 北海道医療大学, 北海道立工業試験場・材料技術部, 科長 (80469692)
伊藤 勝敏 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (50433438)
淀川 慎太郎 北海道医療大学, 個体差医療科学センター, 助教 (60433439)
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研究概要 |
1. ヒト抜去歯から歯髄をタービンバーによる溝形成後にヘーベルで分割して採取した. 2. 免疫不全マウスを用いた生物検定系のための歯髄細胞の除菌処理として,2種の抗菌薬(0.002%ストレプトマイシン,ペニシリン)と抗真菌薬(アムホテリシンB)の混合薬が適切で浸漬時間は5分必要であった.本処理をしないと細菌増殖により感染が成立して移植した歯髄細胞は融解壊死傾向を呈することを組織学的に観察した. 3. 細胞表面抗原(CD105, STRO-1)に関する情報をインプットしたフローサイトメトリーで歯髄を検索した結果,8-10%に両マーカー抗原の発現が認められ,成体歯髄幹細胞の存在が示唆された. 4. 歯の自動粉砕機(特許公開中:本学知的財産)での粉砕後に得られた象牙質顆粒を2%硝酸で完全に脱灰した.ヒト脱灰象牙質顆粒/除菌処理歯髄複合物をヌードマウス(4週齢、雄)の背部皮下に埋入した結果,8週後に骨様象牙質の誘導現象を確認した(H-E標本).
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