研究課題
基盤研究(C)
ビスフェノールA(BPA)は、血管新生阻害作用の指標であるu-PAの産生阻害作用に対して影響を示さなかったことから、奇胎の大きな原因である胎児期の血管新生には影響しないと推察された。また、葉酸摂取が口唇口蓋裂の発症を予防することから、環境ホルモンが葉酸代謝に及ぼす影響を、葉酸代謝関連遺伝子の発現で検討した。BPAは、レチノイン酸受容体(RAR)による骨代謝関連遺伝子の転写を部分的に修飾し、口唇口蓋裂の発症を抑制している可能性が示唆された。また、口唇口蓋裂の発症予防を目指して、RAR及びエストロゲン受容体に対する天然アゴニストの探索を行い、いくつかのRAR アゴニストを単離同定した。
すべて 2010
すべて 産業財産権 (1件)