研究課題
基盤研究(C)
麻酔作用におけるサブスタンスP(SP)の役割を検討した。In vivo実験ではマウスを用い、麻酔作用として侵害刺激に対する体動の消失(不動化)を検討した。In vitro実験ではWistarラットの脊髄後根神経節(DRG)培養細胞を用い、培養細胞からのSP遊離を検討した。モルヒネはSP遊離を抑制することが知られているが、鎮痛作用の95%有効量のモルヒネは静脈麻酔薬ペントバルビタールによる不動化を有意に増強した。ペントバルビタールはDRG培養細胞からのカプサイシン刺激SP遊離を濃度依存性に抑制した。以上より、ペントバルビタールの不動化はSP遊離抑制作用と関係することが示唆された。
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臨床麻酔 32巻
ページ: 1647-1650