研究課題
基盤研究(C)
難治性神経疾患ではしばしばうつ・不安様行動も併発し極めて急務な課題である。今までに慢性疼痛や虚血性傷害後に情動系異常を観察し、担当神経回路の細胞応答で可塑的状態が起きていることをシグナルから見いだし、神経栄養因子不足を一因として考えてきた。本研究では、神経栄養因子が傷害の予防及び障害後の修復に極めて有用であること、また我々が開発した電磁刺激治療器が鬱状態、神経過敏を軽減する可能性を見いだした。すなわち、神経過敏で延髄尾側亜核の神-グリアおよびpERKなどの時系列的・局所的変化を解明し神経栄養因子による治療応用に基礎的知見を得た。近い将来、神経栄養因子様活性をもつ化合物や磁気刺激によって慢性疼痛の治療が可能になれば、臨床への貢献度は極めて高いと考える。
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