OEC(olfactory ensheathing cells)移植が末梢神経損傷の修復方法として有効であるかを検索することを目的に、末梢神経損傷部に同種新鮮OEC移植を行い、Schwann細胞の再生・分化・誘導様相および軸索再生を明らかにする。 実験動物には一連の研究で飼育方法が確立し扱い慣れるwistar系ラットを用い、OEC採取はHuangら(Chin Med J 116:1488-1491 2003.)やSteevesら(Spinal Cord 42 : 591-597 2004.)の移植法に準じる。また、損傷させ移植床を形成する末梢神経としては研究者らが確立した神経損傷モデル(奥羽大学歯学誌 33:195-206 2006.)に準じ、下歯槽神経を用いる。
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