研究課題/領域番号 |
20592409
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
大牟禮 治人 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (00404484)
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研究分担者 |
宮脇 正一 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80295807)
永田 順子 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (50264429)
坪内 博仁 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60145480)
山元 隆文 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (00457649)
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キーワード | ブラキシズム / GERD / DGOR / pH |
研究概要 |
1)予備調査 はじめに問診やブラキシズムの自覚・他覚症状に関する調査、咀嚼筋の終夜筋電図計測を行い、ブラキシズム患者の選抜を行った。十二指腸胃食道逆流では逆流物は咽頭・喉頭付近まで逆流物が到達する事例がしばしば認められる。このため、本研究でも予備調査として起床時にブラキシズム患者の咽頭部から試料を採取し採取資料中の胆汁酸やトリプシンを調査したところ、サンプル中からは胆汁酸やトリプシンは認められなかった。そこで、逆流した胆汁酸やトリプシンの濃度が低い可能性やpH変化の現れにくい微小な酸の影響も考えられることから、健常者を対象に介入的研究を行いその結果を検討することした。 2)介入的研究 対象は全身疾患のない健康な成人20名、消化器疾患の症状・既往のあるものや酸感受性試験で陽性を示すものは本研究の対象から除外した。pHセンサー付き液体注入用カテーテルを経鼻で食道内へ設置し、PSG検査を行った。PSG検査の計測項目はEEG(C3-A2,O2-A1)、EOG、ECG、EMG(咬筋、顎二腹筋)、呼吸、体位、脈波、SpO2、食道内pH、ビデオ撮影である。注入する液体は0.1NHC1と生理食塩水を選択した。睡眠時に食道内へHC1もしくは生理食塩水を注入し、それらに対する反応を観察した。 本研究は現在進行中である。本研究の結果は集計し、平成21年度中に国際的な学術誌へ発表する予定である。
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