研究概要 |
retinoic acid early inducible gene-1(RAE-1)は分子量約35kDaの膜タンパク質で,細菌感染,癌化等により発現が誘導されるストレス誘導性タンパク質である。しかし歯周組織を構成している種々の細胞が, RAE-1を発現するのか否か,生理的作用や疾患への関与については全く不明である。そこで歯周組織を構成する種々の細胞細胞におけるRAE-1の発現制御機構の検討を行ない,骨芽細胞,歯髄細胞が,外来刺激に対してRAE-1の発現を誘導し,生体防御あるいは組織の崩壊に関与している知見を得た。
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