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2010 年度 実績報告書

地域包括支援センターを応用した高齢者歯科保健医療システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20592470
研究機関日本大学

研究代表者

尾崎 哲則  日本大学, 歯学部, 教授 (20194540)

キーワード介護保険 / 高齢者歯科医療 / 医療連携 / 医療・福祉 / 地域包括支援センター / 訪問看護
研究概要

平成20年度・21年度と地域包括支援センターでの高齢者の歯科保健との連携について調査をしてきたが、平成22年度は,要介護状態になった高齢者について実際の訪問事業を行っている訪問看護ステーションが高齢者の口腔保健への関与している状況について調査を行い,訪問看護ステーションをキーとして歯科保健医療を推進するための地域歯科医療機関との連携方法の方略を模索した。その結果は、地域包括支援センターと同様に職員による高齢者の口腔状況の把握が十分でなく、その結果歯科保健職種との連携が乏しく、十分な口腔保健が提供できていないのでないかとの結論を得た。
一方、地域包括支援センターでの口腔保健事業を実行する際に有効な事業システムを作成するにあたり、「地域包括支援センター」で高齢者に対して、より有効に口腔保健の推進が図れることを目的とするマニュアルの作成をするにあたり、今までの調査で得られた地域包括支援センターでの歯科保健事業と関連している因子を抽出し、その因子の普遍化への妥当性を検討した結果、均一のマニュアルよりも、歯科医療機関との連携を容易にする「簡易チェクリスト」の必要性が示唆された。
そこで、地域包括支援センターを念頭に置き、要介護高齢者の口腔でも問題発見を容易にするための「口腔ケア概要調査票(介護職種記入用)」と「自己評価票(利用者記入用)」を作成し、いくつかの施設で試みた。その結果から他保健・介護職種と歯科医療職の連携がより容易になることが示唆された。このシートを応用した、簡便な連携システムの構築を行い、これに基づく簡易マニュアルの作成を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 要介護高齢者への支援体制に関する調査-訪問看護ステーションへの調査から-2010

    • 著者名/発表者名
      押川麻衣子、上原任、尾崎哲則
    • 学会等名
      第59回日本口腔衛生学会総会
    • 発表場所
      朱鷺メッセ(新潟市)
    • 年月日
      2010-10-08

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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