情報プライバシーに配慮した情報共有範囲の設定システムに関する研究

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20592485
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 基礎看護学
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 新實 夕香理 名古屋大学, 医学部・保健学科, 助教 (20319156)
• 研究分担者: 太田 勝正 名古屋大学, 医学部・保健学科, 教授 (60194156) ; 井口 弘子 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (60345907)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 情報プライバシー / 電子カルテ / 情報共有 / 表示方法

研究概要

本研究では、次の2つの研究と関連研究を行った。1)看護業務と患者のプライバシー保護の両立を目指す電子カルテ画面上の患者情報の表示方法および医療者間の情報共有の範囲、2)画面サンプルを用いて、患者の意向を考慮した設定システムの臨床現場での有用性を明らかにした。その他、職種および関係性の違いによるカルテ情報の共有範囲、入院患者の情報プライバシースコアと属性および主観的健康統制感(JHLC)との関連を明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 看護業務と患者のプライバシー保護の両立を目指す電子カルテ画面の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 新實夕香理, 太田勝正
  • 雑誌名: 医療情報学 30(Suppl.) ページ: 1205-1209
• [雑誌論文] 看護業務と患者のプライバシーの保護の両立を目指す電子カルテ画面表示項目の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 新實夕香理, 井口弘子, 太田勝正
  • 雑誌名: 医療情報学 29(Suppl.) ページ: 1066-1071
• [学会発表] 看護業務と患者のプライバシー保護の両立を目指す電子カルテ画面の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 新實夕香理, 太田勝正
  • 学会等名: 第30回医療情報学連合大会
  • 発表場所: アクトシティ浜松
  • 年月日: 20101119-20101121
• [学会発表] 患者はカルテ情報を誰と共有してよいと考えているのか 情報の種類,職種および関係性の違いによる分析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 前田樹海, 太田勝正, 井口弘子, 新實夕香理, 中村惠, 浅沼優子, 山内一史, 唐澤由美子, 門井貴子, 鈴木千智, 藤井徹也, 松田正巳
  • 学会等名: 第14回日本医療情報学会春季学術集会
  • 発表場所: サンポートホール高松
  • 年月日: 20100528-20100529
• [学会発表] 看護師が求める電子カルテ画面の患者情報表示項目と共有範囲 (2009)
  • 著者名/発表者名: 新實夕香理, 井口弘子, 太田勝正
  • 学会等名: 第29回日本看護科学学会学術集会
  • 発表場所: 幕張メッセ
  • 年月日: 20091127-20091128
• [学会発表] 看護業務と患者のプライバシーの保護の両立を目指す電子カルテ画面表示項目の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 新實夕香理, 井口弘子, 太田勝正
  • 学会等名: 第29回医療情報学連合大会
  • 発表場所: 広島国際会議場
  • 年月日: 20091121-20091125
• [学会発表] 入院患者の情報プライバシーに対する認識の全国調査(第2報)PIPSスコアと属性およびJHLCとの関連 (2009)
  • 著者名/発表者名: 新實夕香理, 藤井徹也, 太田勝正, 井口弘子, 中村惠, 浅沼優子, 山内一史, 前田樹海, 門井貴子, 鈴木千智
  • 学会等名: 第35回日本看護研究学会学術集会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 20090803-20090804
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://kotakango.com/