研究課題/領域番号 |
20592525
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
吾妻 知美 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (90295387)
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研究分担者 |
服部 容子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 講師 (20337116)
桝田 聖子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 助教 (10454729)
鈴木 英子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20299879)
後藤 聡 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (80301696)
青木 香保里 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (00258683)
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キーワード | 看護教育学 / 看護技術教育 / 看護実践能力 / 自己学習支援 |
研究概要 |
昨年の研究会において、プログラムの実施前に、「生活習慣の確立」「家事行動の自立」「手先の器用さ」「アサーティブネス」や「自己効力感」、「健康観」に関する実施前評価が必要であることが確認された。今年度は、「血圧測定」の看護技術能力との関係、「生活習慣の確立」「手先の動き」と「アサーティブネス」「自己効力感」「家事行動の自立」の強化プログラムの有効性について研究を遂行することにした。 「手先の器用さ」の事前評価は研究に同意の得られた学生48名に対し「タオル絞り」の実験を行なった(研究1:半数近くの学生はタオル絞りを習った経験がなく、7割の学生は正しく絞ることができなかった)。同時に、これらの学生に対し、自己効力感「GSES(General Selff-Efficacy Scale)」と「家事行動の自立」について調査した(研究2)。また、研究1の結果に基づき対照群と強化群に分け、強化群に対し手先の動きの強化プログラムとして"ミサンガ"を作成してもらった(研究3)。さらに、対象群と強化群の学生の看護技術テスト(バイタルサインの測定)の合格の割合を比較した(研究4)。 また、強化する看護技術の参考資料の作成のため、基礎看護学実習において学生が経験した看護技術の実態を調査した(研究5:実習で経験が90%以上を示した項目は、療養環境整備、ベッドメーキング、バイタルサインの測定であった)。 研究1と5についてはそれぞれ報告した。次年度は研究2.3.4についてまとめる予定である。さらに、「アサーティブネス」に関する調査を実施する予定である。
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