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2008 年度 実績報告書

臨床看護師による実践への研究成果活用支援システムの開発-EBN推進に向けて-

研究課題

研究課題/領域番号 20592533
研究機関国立病院医療センター(臨床研究部)

研究代表者

亀岡 智美  国立国際医療センター(研究所), 医療情報解析研究部, 研究員 (50323415)

研究分担者 舟島 なをみ  千葉大学, 看護学部, 教授 (00229098)
中山 登志子  千葉大学, 看護学部, 准教授 (60415560)
鈴木 美和  天使大学, 看護栄養学部, 講師 (20396691)
キーワード看護師 / 研究成果の活用 / 尺度 / 尺度開発
研究概要

平成20年度は、目的(1)「質的帰納的研究の成果に基づき、臨床看護師が実践への研究成果活用状況を改善するために活用できる自己評価尺度を開発する」、(2)「開発した尺度を用い、臨床看護師の看護実践への研究成果活用の現状とそれに関係する因子を解明する」の達成に向けて活動した。研究成果活用に焦点を当てた国内外の看護学研究を検討した結果、次の6点を確認できた。(1)先行研究(野本ら,2004)を通し創出された看護実践場面における研究成果活用を表す7概念は、研究成果活用能力を備え、その能力を発揮した看護師の行動であり、看護実践への研究成果活用を実現する35行動を含む。(2)この35行動を基盤に、病院に就業する看護職者が研究成果活用能力を自己評価するために活用できる現実適合性の高い尺度を構成できる。(3)開発する尺度は、クロンバックα信頼性係数による内的整合性の検討、再テスト法による安定性の検討、既知グループ技法による構成概念妥当性の検討を行う必要がある。(4)国内外の先行研究は、看護師の研究成果活用能力に関係する可能性がある26変数を示唆している。(5)この26変数と看護師の研究成果活用能力の関係の探索は、病院に就業する看護職者の研究成果活用能力の向上につながる看護継続教育を検討するための基礎資料になる。そこで、この6点の成果に基づき、尺度開発に向けた理論的枠組みを構築し、研究方法を確定するとともに、質問項目の作成・尺度化・レイアウトを行った。その結果、病院に就業する看護職者が看護実践への研究成果活用能力を自己評価するために活用できる尺度(全35項目、5段階リカート型)および、看護職者の研究成果活用能力に関係する可能性の高い26変数を調査するための看護師特性調査紙を作成できた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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