研究課題/領域番号 |
20592533
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研究機関 | 独立行政法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
亀岡 智美 独立行政法人国立国際医療研究センター, 国立看護大学校, 教授 (50323415)
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研究分担者 |
舟島 なをみ 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 教授 (00229098)
中山 登志子 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 准教授 (60415560)
鈴木 美和 天使大学, 看護栄養学部, 准教授 (20396691)
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キーワード | 看護師 / 研究成果の活用 / 尺度 / 尺度開発 |
研究概要 |
平成22年度は、第1に、21年までの研究活動を通して開発した尺度「研究成果活用力自己評価尺度-臨床看護師用-」、及び、同尺度を用いて解明した看護師の研究成果活用力の現状とその活用状況との関係に関し、学会発表を行った。第2に、看護師の研究成果活用力に関わる特性のさらなる解明に向け、21年度までに収集したデータの統計学的分析を進めた。その結果、看護師の特性に関わる19変数が研究成果活用力に関係していることが明らかになった。19変数とは、「職位」、「教育・指導役割」、「研修会参加への積極性」、「専門誌の閲読量」、「1週間あたりの学習時間」、「年間学会参加回数」、「看護研究についての知識」、「研究の重要性に対する価値づけ」等である。また、このような結果を文献に照らして考察し、看護師個々の研究成果活用力に対し、「リーダーシップや教育的機能を発揮する役割の獲得状況」、「学習への積極性や最新の研究成果に触れる機会の獲得状況」、「研究に対する理解や価値づけの程度」、「研究やその成果活用に関する学習機会の獲得状況」、「研究に対する職場の理解やサポート状況」等が影響していることへの示唆を得た。第3に、これら一連の成果を統合し、「臨床看護師による実践への研究成果活用支援システム・モデル」を作成した。このモデルは、「研究成果活用力自己評価尺度-臨床看護師用-」の理解と活用を組み込んでいる。また、研究成果活用とそのために必要な能力向上への価値づけ、研究成果活用力の継続的自己評価等が、看護師個々の看護実践への研究成果活用状況の改善に重要であることを表す。
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