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2009 年度 実績報告書

肺がん手術患者の身体感覚を基盤とした生活の拡がりを支える看護援助モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20592561
研究機関高知女子大学

研究代表者

大川 宣容  高知女子大学, 看護学部, 准教授 (10244774)

キーワード周手術期看護 / 肺がん / 身体感覚 / 生活の拡大 / 看護援助モデル
研究概要

本研究の目的は、手術を受けた肺がん患者が体験する苦痛や無力感を超えて、自己の捉える身体感覚に基づき、生活を拡げていけるようにするための看護援助モデルの開発をすることである。平成20年度の文献検討の成果により、術後肺がん患者の身体に関する体験をBody Aworenessという視点から明らかにすることで、患者自身が回復を実感し、それを活力として、回復に向けての行動を促進し、術後早期から退院後の生活マネジメントへの援助につなげていけると考える。
平成21年度は、手術を受けた肺がん患者が身体感覚をどのように捉え、反応しているのかを明らかにすることを目的に研究を進めた。3施設に研究協力を依頼し、研究対象者を紹介してもらい、研究参加への同意の得られた患者に対し面接調査を行った。術後早期の患者からは同意が得られにくい現状があり、予定面接者数20名のうち、4名の面接が終了したところである。面接内容の逐語録を作成し、個別分析を行った結果を対象者に確認してもらい、真実性の確保に努めながら進めている。対象者からは、「何となく感じる身体の違和感」「普段と違う感じ」「生きていることの実感」「痛み」などについて語られている。今後、20名程度まで対象者を増やして、手術を受けた肺がん患者の身体感覚を記述したいと考えている。そして、その成果を基盤として、看護師を対象とした面接調査を行い、術後肺がん患者の身体感覚に関する看護援助の抽出を行い、看護援助モデルを開発していきたいと考えている。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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