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2010 年度 実績報告書

自己免疫疾患患者のQOLの向上をめざした看護支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20592562
研究機関順天堂大学

研究代表者

青木 きよ子  順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (50212361)

研究分担者 高谷 真由美  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (30269378)
キーワードSLE患者 / 関節リウマチ患者 / 療養上の困難 / QOL / セルフケア行動 / 自己効力感 / 看護介入
研究概要

I 外来通院中の関節リウマチ(以後RAとする)患者における療養上の困難とその関連要因を明らかにする調査研究を実施した。方法としは、首都圏の大学病院に通院中のRA患者に研究を依頼し、同意が得られた患者に調査用紙を配布し郵送法で回収した。結果:質問紙配布者数193名、回答者数158名(回収率81.9%)、有効回答者数158名を分析対象とした。療養上の困難のとしては、「病気進行の不安」「将来の不安」「関節痛」「疲労感」「医療費の負担」が高くなり、療養上の困難合計得点に関連が認められたものは、年齢、性別、症状の有無、入院回数、NSAID・生物製剤の使用、医療福祉サービスの利用であった。療養上の困難合計得点と、MHAQには、r=0.754と相関あり併存妥当性が認められた。療養上の困難合計得点と難病用主観的QOL尺度には、r=-0.619との関連があったが、MHAQと難病用主観的QOL尺度はr=-0.343となっていた。考察:RA患者の「療養上の困難」は、「病気が進行することの不安」「将来の不安」「関節痛」「倦怠感」「医療費の負担」と、心理的・身体・経済的状況に対する認知が高くいなっていた。「療養上の困難」と「難病用主観的QOL尺度」には、強い関連があることから、RA患者のアセスメントには、「MHAQ」に代表される身体障害の程度を把握するだけでなく、心理的・身体・経済的状況を合わせて、療養生活全般をアセスメントすることが必要であり、「療養上の困難」の低減に向けた継続的な支援が課題であるといえた。
II 平成23年3月23日~22日 タイのバンコクにおける国際慢性看護学会で下記の2題を発表
・我が国におけるSLE患者のセルフケア行動と療養状の困難の経年的変化
・我が国におけるSLE患者の自己効力感と療養状の困難との関連
III 日本慢性看護学会学術集会(6月)に参加し、自己免疫疾患患者のQOLの向上をめざした看護支援プログラムの開発に必要な情報収集なった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 我が国おけるSLE患者のセルフケア行動と療養状の困難の経年的変化 我が国おけるSLE患者の自己効力感と療養状の困難との関連2011

    • 著者名/発表者名
      青木きよ子、高谷真由美、桑江久美子、高崎良成
    • 学会等名
      第2回世界慢性疾患管理学会&第11回セルフケア国際会議
    • 発表場所
      タイバンコク
    • 年月日
      20110323-20110325

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公開日: 2012-07-19   更新日: 2014-05-28  

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