研究分担者 |
小坂 浩隆 福井大学, 医学部附属病院, 助教 (70401966)
中井 昭夫 福井大学, 医学部, 助教 (50240784)
松木 健一 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (10157282)
波崎 由美子 福井大学, 医学部, 助教 (80377449)
田邉 美智子 福井大学, 医学部, 教授 (80227199)
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研究概要 |
親性の育成を心理・生理・内分泌・脳科学的指標により評価した。1)乳幼児との継続接触体験は親性育成に影響していることが明らかとなった。2)性差の視点では,女性の方が体験を通し乳幼児の泣きに対する敏感性,関心が高まることが明らかとなり,親性育成における性差への配慮の必要性が示唆された。3)親性レベルの高低の視点では親性準備性が低い群は共感性や興味・関心が低い反応を示し,乳児の泣きに対する不快感を抱きやすいことが示唆された。4)父親・母親における性差の視点では,母親より父親に感情野の脳賦活が認められ,否定的な感情を抱いていた。このことは,虐待防止策につながる重要な結果と考えられた。
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