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2008 年度 実績報告書

小児糖尿病患児へのメンタリングを用いた介入プログラムの効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20592583
研究機関愛媛大学

研究代表者

薬師神 裕子  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (10335903)

研究分担者 中村 慶子  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40263925)
山崎 歩  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (20457352)
キーワードメンタリング / 小児1型糖尿病 / 糖尿病自己管理行動 / 介入支援 / 思春期 / 小児糖尿病キャンプ
研究概要

思春期の1型糖尿病患者がよりよい自己管理行動を行うために、日常生活における糖尿病関連したよりよしい問題解决技法や対処行動を高めるプログラムの開発と、メンタリングを用いた介入プログラムの開発及び介入支援を開始した。
1.海外で実施されている対処行動プログラムの検討:海外で実践された思春期の1型糖尿病患者のストレスマネージメントプログラムや対拠行動プログラムの文献から、(1)仲間とのかかわり方などの社会的な人間関係の解決法(2)コミュニケーションスキルトレーニング、(3)誤った自己管理行動に対する認知行動の修正、(4)自己管理行動から生じる葛藤の解決方法からなる認知行動療法を検討した。2,患者の実体験をもとにした具体的な対拠行動プログラムの検討:日本の患児に合った適切な対拠行動プログラムを作成するために、小児期に発症した1型糖尿病患者で19歳〜30歳の4名に面接凋査を実施し、思春期の自己管理行動に関する課題や支援内容について分析した。3.メンタリングを用いた介入プログラムの開発と導入:認知行動療法を活用した小グループ学習形式の介入プログラムと、糖尿病キャンフ終了後から継続して行う思春期患児へのメンタリングプログラムを開発した。また、メンター用の支援マニュアル(メンターとしての役割、グループ学習の内容、メンティーへの皮援方法)を作成した。さらに、介入効果を測定する尺度の翻訳と、糖尿病サマーキャンプの参加者を対象に、尺度のプレテストを実施し測定尺度の評価を行った。介入支援として、インスリンを使用している思春期糖尿病患児11名及び青年期糖尿病患者6名を対象に、思春期患児2-3名と青年期是患者1-2名ずつの4グループを編成した介入セッションを後、メンター(青年期患者)とメンティー(思春期患者)のぺアリングを行い、E-mailや手紙を用いたメンタリング支援の介入効果について分析している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 小児糖尿病サマーキャンプの必要性と効果に関する調査-愛媛、高知、大山キャンプにおける予備調査-2008

    • 著者名/発表者名
      薬師神裕子
    • 学会等名
      第14回小児思春期糖尿病シンポジウム
    • 発表場所
      千里ライフサイエンスセンター
    • 年月日
      2008-07-14
  • [学会発表] 小児糖尿病サマーキャンプの必要性と効果に関する調査2008

    • 著者名/発表者名
      薬師神裕子
    • 学会等名
      第52回日本糖尿病学会学術集会
    • 発表場所
      東京国際会議場
    • 年月日
      2008-05-23

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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