研究課題/領域番号 |
20592594
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
大脇 万起子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 准教授 (00280008)
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研究分担者 |
法橋 尚宏 神戸大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (60251229)
鈴木 育子 山形大学, 医学部, 准教授 (20261703)
加藤 さゆり 京都橘大学, 看護学部, 講師 (50316197)
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キーワード | 発達障害児 / 看護支援システム / ITプログラム / 遠隔支援 / 遠隔教育 / 自立・自律生活 / 地域社会 |
研究概要 |
平成21年度は本研究2年目であり、下記のような看護支援内容の開発に従事した。 1. 平成20年度に試作した生涯型看護支援プログラムの改良 通、回収数539件(回収率10.5%)を得て、数量化可能な部分について統計分析を行った。また、その結果および自由記載内容を検討し、この調査記載で追加調査協力の内諾を得られた回答者の中から、子どもの障害が軽度および中等度の保護者48名を抽出して、質的な内容を補足するために、メールによる聞き取り調査を依頼し、14名(回収率29.2%)から協力を得た。必要時には追加質問を行い、聞き取り回数は1~5回/名、平均1.9回であった。それらに基づき、看護専門職が判断した対象者ニーズだけでなく、保護者が共通してもつ対象者の自律・自立に関する価値観の把握を行い、保護者がプログラムに意欲的に取り組むために必要な要素の把握も行えた。 結果、保護者・看護師・介護ヘルパーが共有できる試作アセスメント用紙を作成した。 2. 支援用ITプログラムの準備・開発 過去の研究成果の掲載と実践普及のために立ち上げた専用HP (http://uribow.org)更新を継続して行うほか、システム面では、遠隔支援・教育の準備として、セキュリティエリア内にe-learningシステムを整えた。また、webによる遠隔支援・教育の実践準備として、研究者および研究協力者間の会議には必ず、SKYPEを使用し、交信のトレーニングも行った。
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