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2010 年度 実績報告書

妊娠期からの食事要因及び生活習慣と授乳期間・月経再開時期に関する追跡調査

研究課題

研究課題/領域番号 20592601
研究機関山形大学

研究代表者

藤田 愛  山形大学, 医学部, 准教授 (70361269)

キーワード妊娠 / 食事要因 / 生活習慣 / 授乳期間 / 月経再開時期 / 食物頻度調査
研究概要

1.本研究の目的
平成20年~23年の4年間の期間で、次のことを明らかにする。(1)妊娠期の栄養状況及び生活習慣と授乳期間との関連を明らかにする。(2)授乳継続を阻害する因子と考えられる喫煙・職業・児の哺乳力・授乳回数・本人が受けた授乳方法などとの関連を明らかにする(3)妊娠期からの栄養摂取状況および生活習慣と月経再開時期との関連を明らかにする。
2.研究の進捗状況
平成20年度は、研究協力者の登録を開始した。平成23年度までに登録者数は126名となり、平成23年4月現在、登録者への追跡調査はすべて終了した。
なお、中間で登録97名の段階で、妊婦の食事摂取状況と職業の有無について検討した。
職業なし52名、職業ありは45名であった。この時点で、年齢、出産経験、妊娠中の体重増加、非妊時BMI、分娩様式、在胎週数、児の出生体重において2群に有意差はなかった。
食品群別でみたときに豆類のおから、野菜類の青菜、ブロッコリー、きんぴらにおいて、魚介類のひもの、職業あり群が有意に多く摂取していた。果実類のバナナ、リンゴ、ミカン、藻類のひじき、乳類のヨーグルトは両群ともに摂取頻度が多かった。
食生活の特徴でみたときに、外食をするものが多いのが職業あり群で、インスタント食品を多く摂取するのが職業なし群であった。サプリメントは両群ともに多かった。
本研究対象の妊婦の食生活は、過不足なく摂取している様子がうかがえた。職業あり群のほうが、外食は多いものの、外食を選ぶときに、栄養バランスを考えて摂取していることが示唆された。
3.現在までの達成度
概ね順調に進展している。
登録者数は平成23年までに、126名となった。追跡調査の中で、産後18カ月まで継続的に追跡調査できたデータ数は88名であり、69.8%の回収率であった。そのうち中間で、食生活の実態をまとめ、登録集団の傾向を考察できた。

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公開日: 2013-06-26  

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