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2011 年度 実績報告書

妊娠期からの食事要因及び生活習慣と授乳期間・月経再開時期に関する追跡調査

研究課題

研究課題/領域番号 20592601
研究機関山形大学

研究代表者

藤田 愛  山形大学, 医学部, 准教授 (70361269)

キーワード妊娠 / 栄養 / 生活習慣 / 月経開始時期 / 授乳期間 / 食物摂取頻度調査
研究概要

本研究は、平成20年~23年の4年間の期間で、次の目的で遂行した。1.妊娠期の栄養状況及び生活習慣と授乳期間との関連を明らかにする。2.授乳継続を阻害する因子と考えられる喫煙・職業・児の哺乳力・授乳回数・本人が受けた授乳方法などとの関連を明らかにする。3.妊娠期からの栄養摂取状況および生活習慣と月経再開時期との関連を明らかにする。
平成20年度より、研究協力者の登録を開始し、対象登録125名のうち産後18か月まで追跡調査できたものが79名(63.2%)であった。
得られたデータより以下の結論が得られた。
1.対象妊婦の非妊時BMIは、やせの妊婦は全体で12.6%であり、初産30歳以上に限ると23.1%と、やせの割合が多かった。妊娠中の体重増加は、9.78±3.90kgであり望ましい体重増加であった。児の出生体重は3061±342gであり、平均出生体重と近似していた。妊娠期栄養素等摂取量は、鉄、ビタミンBl、B2、B6において全対象者が、葉酸は96.4%、タンパク質においては77.5%の者が推奨量を満たしておらず、妊婦が低栄養であることがわかった。
2.妊娠中の体重増加を8.5kg未満群、8.5以上11.Okg未満、11.Okg以上群の3群に分類し、栄養摂取状況ならびにPFCバランスをみたところ、脂肪割合が、8.5kg未満群とll.Okg以上群で理想値を超えており食生活の欧米化が進んでいることがわかった。
3.産後3か月(90名)、産後6か月(85名)において、妊娠期に摂取した食品群と母乳継続の有無との関連についてロジスティック回帰分析を行った。産後3か月では、母乳非継続群が継続群に比して、砂糖類でオッズ比が有意に低かった。産後6か月では、いも類、藻類、乳類、油脂類、菓子類でオッズ比が有意に高かった。母乳継続には、妊娠期からの食事摂取量が関連することが示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 妊娠中の体重増加別による栄養バランスの実態調査2012

    • 著者名/発表者名
      藤田愛
    • 学会等名
      日本看護研究学会
    • 発表場所
      沖縄県沖縄コンベンションセンター(発表確定)
    • 年月日
      2012-07-08
  • [備考] 平成23年度研究報告書「妊娠期からの食事要因及び生活習慣と授乳期間・月経再開時期に関する追跡調査」

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公開日: 2013-06-26  

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