(1)目的:本研究では、双子とその母親との関係性の形成過程について、その特徴と構造を明らかにし、その関係性を促進あるいは阻害する因子を探索することを目的としている。 (2)意義:現在母子相互作用や母子の愛着形成に向けての研究が様々な角度から行われているが、双子と母親との3者の関係において焦点をあてて、母子相互作用を追跡し分析した研究は国内外においても非常に少ない。双子は虐待の危険因子の一つに挙げられていることからも、本研究を進めていくことは、双生児家庭への支援を検討するための基礎資料となると考える。 (3)方法:双子家族を新生児期から18ヵ月まで追跡する縦断的事例研究および因子探索研究を行う。
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