妊娠末期の初妊婦30名を対象にStress Coping Inventory(SCI)、対児感情評定尺度、Japanese Prenatal Self-Evaluation Questionnaire(JPSEQ)を用いた調査と面接調査を行った。面接結果は、6つの主カテゴリー【】と26のサブカテゴリ-『』、2つの関連カテゴリー<>に整理した。妊婦のSCIは、対決型と責任型が低い特徴があり、自己コントロール型の高い者は児への回避感情が低い傾向示した。多くの妊婦は【自己の母親像】は、出産後でないとわからないと表現したが、『育てられ体験』や『理想像』から母親像を描こうとしており、母親役割準備高低比較では、『妊娠中の体験』に違いがみられた。この対処には<実母との関係><夫との関係>が影響していた。
|