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2008 年度 実績報告書

性格特性に焦点を当てた生活習慣病ハイリスク者への保健行動変容指導方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20592643
研究機関岐阜県立看護大学

研究代表者

小西 美智子  岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (20161961)

研究分担者 田中 昭子  名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (80274314)
キーワード生活習慣病 / 保健行動 / 性格特性 / 保健指導 / 行動変容
研究概要

高血圧、高脂質血症、高血糖、動脈硬化症等の生活習慣病及びハイリスク要因は、早期に運動、栄養、休養、飲酒、喫煙等に関する生活習慣を改善することによって発症を予防できるが、実際に生活習慣を行動変容することは多くの人々にとって困難である。つまり疾病名が示すように、人々が日常生活において培った生活習慣を見直し変更する作業は、本人の意志と周囲の人々の支援と生活環境からの支援によって成り立つからである。具体的な行動変容保健指導方法理論としては、健康信念モデル(ヘルスビリーフモデル)、自己効力感(セルフエフィカシー)、変化のステージモデル、計画的行動理論、ストレス・コーピング・ソーシャルサポート、Health Locus of Control等がある。これらの理論に基づいて対象者に健康支援や健康診断後の行動変容指導を行い、対象者の生活習慣行動変容に成果と得たという報告もあるが、これらの理論を保健指導に活用して、行動変容を確実にするためには、対象者の性格特性及び人間関係への対応パターンを考慮して展開する必要があると考える。
そのために、性格特性はKT性格検査から自己抑制型、自己解放型、着実型、繊細型、信念確信型の5分類、人間関係への対応パターンは東大式エゴグラムを用いて交流分析による自我状態の機能モデルである批判的親、養育的親、成人、自由な子ども、順応した子どもの5分類を組み合わせ25組の性格特性・人間関係への対応パターンを作成した。その組み合わせごとに食事、身体活動、休養、飲酒に関する行動変容指導の実施方法として、変化のステージモデル6過程ごとに、6ステップ・メソッドと自己効力感における4情報源を用いて、保健師が健康診断実施後に行う指導案を作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 電子メールを用いた生活習慣改善のための保健指導のあり方2008

    • 著者名/発表者名
      尾崎伊都子, 小西美智子, 片倉和子
    • 雑誌名

      日本地域看護学会誌 第10巻2号

      ページ: 33-39

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 看護師の疲労と生活習慣・自己効力感に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      市江和子, 水谷聖子, 西川浩昭, 小西美智子, 伊藤安恵
    • 雑誌名

      日本赤十字看護学会誌 第8巻1号

      ページ: 51-59

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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