施設における排便ケアシステムの構築を目指した介入を行い、その効果を評価した。プログラムAは、The Bristol Stool Scaleを用いて便の性状をアセスメントして便通コントロールをする能力、および排便ケアリーダーが排便ケア改善計画を立案して実施し、評価する能力の育成のため、6ケ月間の研修会を実施した。プログラムBは、研修会後も引き続き6ケ月間、施設内における排便ケア改善計画の実施を支援するための組織内教育を加えた。研修会により、スタッフの便の性状のコントロール能力の向上の効果が示唆された。さらに組織内教育を行なうことで、施設内の排便ケアのシステムの構築における有効性が示唆された。
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