研究課題/領域番号 |
20592659
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
木村 裕美 佐賀大学, 医学部, 准教授 (00301359)
|
研究分担者 |
小野 ミツ 広島大学, 医学部, 教授 (60315182)
神埼 匠世 佐賀大学, 医学部, 助教 (20457485)
|
キーワード | 初期認知症 / 家族 / 混乱期 / 家族機能障害 / 早期支援方法 / 質的研究 |
研究概要 |
本研究期間は3年を予定しているが、2年目であるがH21年度は以下の目標および方法で研究を進めた。 研究目標(1)在宅で生活している初期認知症および認知症を疑う高齢者家族の症状対応や認知症受容の困難、予後不安についてまた家族機能についての調査を実施する。(1)初期認知症高齢者家族の虐待についての意識調査を行う。 (3) 分析し混乱期特有の問題を明らかにし 家族機能障害との関連を明らかにする。 研究方法:対象者数は12名で認知症家族の主介護者を対象としてインタビューを実施した。インタビューの概要は初期認知症家族の介護上の困難(症状対応など)な体験や認知症受容についての苦悩と家族の介護への協力や家族生活の変化、家族関係の変化について訊ねた。インタビューは基本的に対象者に自由に話してもらうが半構成的質問内容により情報の不足分をおぎなった。対象者に了解を得て、インタビューの内容は録音し、後に逐語録を作成した。結果:「認知症診断における衝撃」、「介護に対する不安感」「介護者の孤立化」「介護体制の不十分」「家族の介護協力の不十分」、「社会資源の情報不足」「家族員の不調和」などが認められた。
|