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2008 年度 実績報告書

一般病院・診療所における認知症看護プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20592661
研究機関大分大学

研究代表者

三重野 英子  大分大学, 医学部, 教授 (60209723)

研究分担者 末弘 理惠  大分大学, 医学部, 助教 (30336284)
溝下 順子  大分大学, 医学部, 助教 (90457614)
吉岩 あおい  大分大学, 医学部, 助教 (70363570)
浜口 和之  大分大学, 医学部, 教授 (60180931)
キーワード認知症 / 一般病院・診療所 / 看護プログラム
研究概要

本研究は、一般病院・診療所において、認知症以外の疾患・外傷等の治療・療養目的で入院する認知症高齢者とその家族に適切な看護を提供するためのプログラム開発を目指すものである。平成20年度は第1段階の研究として、患者側からみた看護の課題と要点を明らかにすることを目的に、認知症の人と家族の会X県支部(以下、家族会)の会員およびX県内の認知症対応型共同生活介護事業所(以下、グループホーム)を対象に、一般病院・診療所での看護に対する評価について郵送法による質問紙調査を実施した。調査票は、家族会会員3名に対してグループ面接調査を行い、面接内容を質的に分析し、その結果に基づき構成した。家族会会員(269名)の調査は、平成21年3月6日〜4月4目、グループホーム(104施設)の調査は、平成21年3月4目〜4月4日に実施した。なお本研究は、大分大学医学部倫理委員会での審査を受け、承認を得た後に実施した。
家族会調査の回答数は140名(52.0%)であった。過去2年間で入院歴がある認知症高齢者を介護した家族は60名であり、その4割が「ほっとする話題を含む会話」「笑顔でゆったりしたかかわり」「患者の昔話や関心事を聴く」看護師のかかわりはなかったと回答した。看護に対する満足度は、満足(30名,50.0%)と不満足(26名,46.4%)に二分された。グループホーム調査では54施設(51.9%)より回答があり、その9割が医療機関との連携はうまくいっていると答えた。看護に対する満足度は、満足が20施設(40.0%)、不満足が26施設(52.0%)であった。両調査において、看護への期待や要望として、「認知症高齢者に対する尊厳あるかかわり」「家族の思いを受けとめたかかわり」「付き添いを必要としない春護の工夫」「看護・医療チームで一貫性のあるかかわり」等があげられた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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