• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

介護保険施設の看護師への包括的ストレスマネジメント教育プログラムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 20592675
研究機関愛知県立大学

研究代表者

百瀬 由美子  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (20262735)

研究分担者 松岡 広子  愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (60249274)
大澤 ゆかり  愛知県立大学, 看護学部, 助教 (80444991)
赤塚 大樹  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (30097654)
キーワードストレスマネジメント / 看護師 / 介護保険施設
研究概要

高齢者ケアニーズの多様化と多職種が協働する際の複雑な人間関係等が介護保険施設で働く看護師のストレスを増強させていることが推察されるが、その実態研究は少なく、対策も不十分であることから、本研究は介護保険施設において看護師がより効果的にストレスマネジメントを実践することができるようになるための教育プログラムの開発を目的としている。本年度は、昨年度のインタビュー調査の結果に基づき、介護保険施設に勤務する看護師が行っていると推察されたストレスマネジメントについて52項目の設問を設定し、基本属性、職場の状況、職務満足度、ストレス反応等について実態調査を実施した。
調査対象は、全国の介護保険施設に勤務する看護師で、データ収集は無記名による自記式質問紙法とし、WAM NET介護事業者情報に登録ざれている全国の介護保険施設から2,000施設を無作為抽出し調査用紙を郵送し、施設長の承諾が得られた場合に看護師に配布してもらい、看護師の自由意思による回答を求め、回収は個別に返送してもらった。質問内容:個人属性、職場の状況、直近1カ月間に感じたストレス反応(20項目;全くなかった~とても強くあったの4段階評定)、職務満足度(7項目;全く満足していない~非常に満足しているの5段階評定)、自作の看護師のストレスマネジメント尺度、SOC等である。調査用紙は、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、療養型医療施設等500施設、14,000部を発送し、2,217名から回収され、データ入力を進めている。
現段階では、分析途中であるが、介護法人保健施設の一部からの結果では、直近1カ月間のストレス反応として、疲れやすい、体がだるく力が入らない、動作が鈍い、むかついたり、カッとする等の訴え率が高く、看護師のストレス反応は内省的な抑うつと他者との関係で高まる攻撃的反応が混在し、施設管理の在り方や人間関係と関連している傾向が推察された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 介護保険施設に勤務する看護師が体験する役割ストレス2010

    • 著者名/発表者名
      松岡広子, 百瀬由美子, 渡辺みどり, 奥野茂代, 横矢ゆかり, 藤野あゆみ, 赤塚大樹
    • 雑誌名

      日本看護福祉学会誌 15(2)

      ページ: 149-161

    • 査読あり
  • [学会発表] Stressors and stress management styles of nurses working with dementia patients in long-term care settings2010

    • 著者名/発表者名
      横矢ゆかり, 松岡広子, 百瀬由美子, 藤野あゆみ, 渡辺みどり, 奥野茂代, 赤塚大樹
    • 学会等名
      25th International Conference of Alzheimer's Disease International
    • 発表場所
      Thessaloniki, Macedonia-Greece
    • 年月日
      2010-03-12
  • [学会発表] 介護保険施設に勤務する看護師が体験するストレス -施設における看護業務に起因するストレッサーに焦点を当てて-2009

    • 著者名/発表者名
      松岡広子, 百瀬由美子, 渡辺みどり, 藤野あゆみ, 横矢ゆかり, 赤塚大樹, 奥野茂代
    • 学会等名
      日本老年看護学会第14回学術集会
    • 発表場所
      北海道, 札幌市
    • 年月日
      2009-09-07

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi