研究目標を2達成するために、面接調査の分析結果をもとに質問紙を作成し、A県の訪問介護支援事業所に所属するケアマネジャー180人にアンケート調査を実施した。アンケート調査の回収率は56%であった。結果はコンピューター入力し、現在、SPSSを用いて分析中である。また、自由記載をカテゴリー毎にコード化しケアマネジャーの在宅療養における課題をまとめている。 さらに、研究目標3を達成するために、対象者:A県・B県の訪問看護ステーション20ヶ所のいずれかをターミナル期に利用していた在宅療養者の家族のうち、療養者が亡くなって概ね6ヶ月以上2年未満の家族員(悲嘆のプロセスは通常6ヶ月~1年程度と言われており、振り返って語ってもらうため、悲嘆のプロセスを経て記憶が曖昧になる前の2年以内を基準の目安とする。)に対し、家族の看取りの体験についてインタビューを実施するため、文献検索とインタビューガイドの作成を実施中である。この調査はグランデッドセオリーを用いて、比較分析しながらデータ収集をし、分析を行っていく。データ分析に際しては、がん看護学における研究のエキスパートである大学教員を中心に、在宅看護学・家族看護学の研究者である大学教員にそれぞれスーパーバイズを受け、分析の真実性の確保に努める。
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