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2010 年度 実績報告書

潜在看護師の自己効力感を強化する訪問看護継続教育プログラムの開発とその評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 20592694
研究機関静岡県立大学

研究代表者

冨安 眞理  静岡県立大学, 看護学部, 講師 (50367588)

研究分担者 山村 江美子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 講師 (90340116)
鈴木 みちえ  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (50300166)
神庭 純子  西武文理大学, 看護学部, 准教授 (20440589)
キーワード訪問看護 / 潜在看護師 / 自己効力感 / 継続教育
研究概要

平成22年度の研究においては,潜在看護師の自己効力感を強化する訪問看護継続教育プログラムを実施し,評価することを目的とした。対象は,教育プログラムに参加を希望した11名である。教育プログラムは6時間で,訪問看護への再就業を促進するプログラム内容とした。成果変数は,「訪問看護実践効力」,「訪問看護に関する一般知識(15点満点)」,「訪問看護への就業意欲」の3点とし,プログラム前,後の測定を行った。比較群として,教育プログラムに参加していない潜在看護師15名を抽出した。プログラム参加者の属性は、平均年齢38.7±7.5歳,就業中5名(41.7%),就学中4名(33.3%),無職3名(25.0%)であった。プログラム後の就業意欲は、あり5名(41.7%),ややあり1名(8.7%),どちらともいえない4名(33.3%),ややなし1名(8.7%),なし1名(8.7%),であり、プログラム後の知識得点は12.7±0.3点であった。介入群の「訪問看護実践効力」「訪問看護に関する一般知識」「訪問看護への就業意欲」は、プログラム前後で対応のあるt検定において有意な差は認められなかった。また、対応のないt検定の結果においても,成果変数の得点変化に2群間で有意な差は認められなかった。しかしながら、就業への関心の継続及び知識の定着は認められた。さらに、参加者11名の内、3名が訪問看護事業所に再就業するに至った。今後看護師養成校が拠点となることで、学習環境や再就業支援体制整備ができる可能性が示唆された。以上から、本プログラムは再就業支援として一定の成果を得ることができたと思われる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 訪問看護ステーションへの再就業促進に向けての検討2010

    • 著者名/発表者名
      山村江美子
    • 学会等名
      日本看護学教育学会第20回学術集会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2010-07-31
  • [学会発表] 訪問看護就業支援プログラムの実践とその評価2010

    • 著者名/発表者名
      冨安眞理
    • 学会等名
      日本看護学教育学会第20回学術集会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2010-07-31
  • [学会発表] 訪問看護教育プログラムに活用できるケース教材の作成とその評価2010

    • 著者名/発表者名
      冨安眞理
    • 学会等名
      第19回日本健康教育学会学術大会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2010-06-20

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公開日: 2012-07-19  

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