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2009 年度 実績報告書

妊娠高血圧症候群の病態機序へのスフィンゴシン1リン酸の関与の解明と治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 20599006
研究機関名古屋大学

研究代表者

伊藤 友美  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (70359751)

キーワードEVT / 脱落膜 / SphK / 細胞侵潤 / LPA
研究概要

1.妊娠初期子宮筋-脱落膜-胎盤組織の切片の免疫組織にて、S1P同様リン脂質のLysophosphatidic acid (LPA)の合成酵素であるAutotaxinの局在を確認した。
2.当院倫理委員会の承認のもと、正常妊娠初期に人工妊娠中絶を施行した患者からのインフォームドコンセント得た上で採取した絨毛検体を細切し初代EVT培養を行い、RNAを回収し、リアルタイムPCR法にて、優位なLPA受容体のサブタイプを同定した。同様にEVT細胞株HTR-8/SVneoについても比較検討し、in vitroの系でHTR-8/SVneoを使用することを検討した。
3.妊娠初期子宮筋-脱落膜-胎盤組織の切片の免疫組織にて、LPA受容体の局在を確認した。
4.EVT細胞株HTR-8/SVneo細胞を用いて、LPAをchemoattractantとして刺激したところ、遊走能、浸潤能の亢進を認めた。1-4のデータをまとめ、LPAのEVT侵潤のメカニズムとして、IFPAworkshopで発表した。
5.EVT細胞株HTR-8/SVneo細胞を用いて、S1Pをchemoattractantとして刺激したところ、低濃度では、遊走能、浸潤能の低下を認めた。
6.3.で認めた、LPAによるS1Pの遊走能、浸潤能の亢進は抑制された。
7.1-100nMのS1P刺激によりERK, Akt, p38のリン酸化につきWestern blot法にて検討し、細胞内グナル伝達について解析した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Lysophosphatidic acid regulated the migration of EVT cell line, HTR-8/S Vneo2009

    • 著者名/発表者名
      Tomomi Kotani
    • 学会等名
      15^<th> IFPA Conference
    • 発表場所
      Australia, Adelaide
    • 年月日
      2009-10-07
  • [備考]

    • URL

      http://www.med.nagoya-u.ac.jp/obgy/research/obstetrics/

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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