患者負担が少なく、全医療従事者が統一した治療・看護が提供可能、時間・質共に効率の良いプログラムを考案した。内容は、(1)自己身体(病態)理解、(2)自ら回復を促進させるケアの習得、および継続実践が可能なものである。プログラムを17名に臨床適用し、10名(58%)が完遂した。セルフケア習得(1)促進因子は、(1)知識:"リンパ浮腫予防を自らの課題とする"、(2)技術:"自己効力感"(2)阻害因子は、(1)知識:"知識不足の混乱や中断"、(2)技術:"装着負担・面倒"であった。臨床適用結果から、知識習得は、(1)開始は手術前、心理的支援を行いながら。(2)医療用ストッキング(以下CSとする)装着は、患者の状況に応じ検討する。また、長期間装可能とする為CS及び下半身の衣服選択は、患者の意思を尊重し、決定することとした。
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