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2010 年度 実績報告書

高大連携の促進要因と阻害要因ー日本の大学の新しい役割と適応戦略の分析ー

研究課題

研究課題/領域番号 20600001
研究機関北海道大学

研究代表者

山岸 みどり  北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (20211625)

キーワード高大連携 / パートナーシップ / 高校教育 / 進路学習
研究概要

本研究は、「高大連携」の期待と現実のズレに注目し、日本における高大連携の実態を把握し、「高大連携」を促進する要因と阻害する要因を明らかにすることを目的としている。今年度は、4年制大学における高大連携の実態調査や実績報告書などから収集した膨大な実施事例をデータベース化し、実施体制に注目して類型化を試み、類型間の差異について考察した。実施体制については、(1)入試課・アドミッションセンター型、(2)高大連携推進室型、(3)教務課型、(4)公開講座型、(5)プロジェクト型、(6)その他、の6類型に分けることができたが、どの大学も多様な活動を展開しており、複数の実施組織の存在が認められた。(1)は高校訪問や単発の入試広報を中心とした活動を通じて高等学校との接触や関係づくりを行うために、広く設置されている組織体制である。(2)は高大連携に関する独自のビジョンを持ち、入試、教務、地域連携などの専門的知識と業務経験を持つ人材を配置している先進的な体制である。(3)は国立大学における正規の開講科目への高校生の受けいれなどに見られる小規模な実施方式である。(4)は社会人向け各種公開講座の提供など大学の生涯学習機能を推進された組織(エクステンションセンター)が、対象を高校生や高等学校に広げる方式である。(5)と(6)は学内外の助成金を活用して高大連携を実施するための実施方式である。それぞれの類型について、高大の「協働」と認められる活動があるかどうかを分析し、高大連携を促進する要因と阻害する要因の関与について有意義な示唆が得られた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 平成21年度北海道大学ワークショップ報告2011

    • 著者名/発表者名
      西森敏之・安藤厚・細川敏幸・山田邦雅・山岸みどり, 他
    • 雑誌名

      高等教育ジャーナルー高等教育と生涯学習-

      巻: 第18号 ページ: 165-185

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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