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2009 年度 実績報告書

理工系大学・学部における女子学生低比率の構造分析~ジェンダー平等に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 20600004
研究機関山形大学

研究代表者

河野 銀子  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (10282196)

キーワード科学技術分野の人材 / ジェンダーと科学技術 / 高大接続 / 大学入試 / 理系進路選択 / 男女共同参画 / 科学技術政策
研究概要

本研究は、理工系大学・学部に女子学生が少ない要因について、大学の構造に焦点をあてて探るものである。具体的には、1)日本の理工系大学・学部における女子学生比率の実態はどうなっているのか、2)女子学生比率が高い理工系大学・学部はどのような特徴をもっているのか、を明らかにし、理工系大学・学部で女子学生を増やすために必要な大学側の共通要素を抽出し、個別大学で実践可能な方法を提案予定である。
今年度は、昨年度実施した調査の修正(大学入試形態の統一)をおこなった。さらに、当初の研究計画通り、学生に占める女性比率が30%以上の理工系大学・学部(65)を対象として、大学・学部の構造的特徴を調べた。おもな調査項目は、a)大学教員数、b)設置年、c)大学入試方法・日程、d)大学入試科目、e)大学入学定員、f)難易度(偏差値)、g)合格者数・合格倍率、h)大学入学金・授業料である。
男女共同参画基計画(第2次)において、国は、2020年までに「社会のあらゆる分野において、指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30%程度となるよう期待」しており、第3期科学技術基本計画では、自然科学系全体の女性の採用割合として30%を目安としている。しかしながら、その予備軍である当該分野を専攻する女性の学生比率が30%を超えるのは全国の65大学・学部にとどまっており、そのうち、女性教員比率が30%を超える学部は1割に満たず、それらの学部を有する大学の女性教員比率が30%を超えるのは4大学にすぎなかった。他の項目もふくめ、今後さらに分析を進める。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 理工系大学・学部における女性学生比率に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      河野銀子
    • 学会等名
      国際ジェンダー学会
    • 発表場所
      福岡女子大学
    • 年月日
      2009-09-13

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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