研究課題/領域番号 |
20600007
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
青野 透 金沢大学, 大学教育開発・支援センター, 教授 (00202490)
|
研究分担者 |
西山 宣昭 金沢大学, 大学教育開発・支援センター, 教授 (10198525)
堀井 祐介 金沢大学, 大学教育開発・支援センター, 教授 (30304041)
渡辺 達雄 金沢大学, 大学教育開発・支援センター, 准教授 (20397920)
|
キーワード | 大学教育 / 学習意欲 / 教育成果 / 学習支援 / 新入生アンケート / クリッカー / 授業改善 / カリキュラム |
研究概要 |
5年間の継続的研究を実施するための前提となる基礎資料の収集を始めた。最初に、学習意欲・動機に関する学生アンケート調査および調査データ分析を適切に行うための手法・項目研究を行った。その研究結果にもとづき、2008年5月に金沢大学において「新入生対象学習状況および受験等に関するアンケート」を実施し、新入生の入学後の学習動機を中心に、ICT環境の活用状況等の関連項目について調査した。続いて、授業改善を中心テーマとする各種セミナーに研究分担者と手分けして参加し、関連情報の収集を行った。併せて、より掘り下げた研究を行うため、先行研究を含む、学習意欲向上・動機付けに関する書物を中心に関連文献の収集も行った。引き続きアンケート項目等を精査した後、経年変化を見るために、2009年1月に金沢大学において「学習状況と学習成果に関する学生アンケート」を実施した。これらのアンケート結果については、一部は、大学教育開発・支援センター発行の週刊センターニュースにてHP掲載により公開している。また、学生バイトによる、アンケート各項目間の相関を含む詳細な分析作業を始めた。この間の研究成果の発表として、口頭報告により、2009年1月に東京で、教育システム情報学会2008年度第5回研究会において、「適時の知識確認方法としてクリッカー等を用いた授業-学習動機の明確化と発展に向けて-」と題して、また、同年2月には金沢で、「第6回大学教育セミナー」において同様の研究発表を行った。学習意欲を高めるためには、クリッカー等の活用による、授業中の知識確認作業が重要であることを明らかにした。活字による成果発表として、2009年2月に、松本美奈を筆頭著者とする『学生と変える大学教育』(清水亮他編、ナカニシヤ出版、全254頁)において、「学習動機付けのための全学必修教養科目」(62-75頁)などを発表した。
|