平成20年度にスタートした金沢大学の新たな教育組織(3学域・16学類)の学生の4年間の学習状況を調査することによって、用意された学習動機付けを含む諸々の学習支援の試みがどのような教育成果(アウトカムズ)を生み出すかを、旧システムで学習している学生との比較も含めて、実証的に明らかにする。また、他の高等教育機関における同種の試みについての書面および訪問調査を実施し、学習動機付けを意識したカリキュラム開発と教育組織の関係、およびそうしたカリキュラムの教育成果・効果について研究する。併せて、教育成果の評価指標・評価手法、効果的な目標達成のための学習支援に関する評価指標、さらには関連FDの開発研究のための基礎資料等を得ることを目的とする。
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