研究課題/領域番号 |
20600015
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
沖 裕貴 立命館大学, 教育開発推進機構, 教授 (50290226)
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研究分担者 |
江原 武一 立命館大学, 教育開発推進機構, 教授 (00012568)
宮浦 崇 立命館大学, 教育開発推進機構, 嘱託講師 (30509295)
野田 文香 立命館大学, 教育開発推進機構, 嘱託講師 (20513104)
加藤 善子 立命館大学, 教育開発推進機構, 嘱託講師 (90434969)
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キーワード | FD評価 / IR / 組織マネジメント評価 / 学生調査 / マネジメント・システム |
研究概要 |
1.前年度に定義した教育改革総合指標(TERI)の「プロセス」「サブ・プロセス」「キー・プロセス・エリア」「キー・プラクティス」「成熟度」の内容を再度精査し、確定した。 2.教育改革総合指標(TERI)の操作システムの開発に着手した。開発はソフトウェア開発業者と共同で行った。なお、本科研費では操作システムのデモンストレーション版の開発に充当し、今年度より稼働する本システムには大学の予算を充当した。 3.結果指標として重要な「大学基礎データ」の選定を行った。選定には本操作システムの開発を担うソフトウェア業者の保有するフォームを利用し、約100余りのデータを選定した。 4.IRデータの基盤となる「学生調査」「卒業生調査」の開発に必要な資料を収集した。国内では国立国会図書館ならびに広島大学、慶應義塾大学等に赴き、国外ではオーストラリアのACER、モナッシュ大学、メルボルン大学、シドニー大学を視察し、ヒヤリングを行うとともに、特にCEQ,GDS,GSAに関する必要な資料を収集した。また、その中で中心的な課題となるgeneric skillsの評価方法に関して論文を作成し、次年度発表に向けて準備を進めている(比較教育学会)。 5.日本教育情報学会で教育開発総合指標(TERI)の操作システムの概要について報告するとともに、中間報告書に「教育改革総合指標(TERI)マネジメントシステムの開発」として発表した。 6.本学における教育改革総合指標(TERI)の運用に関して研修会(学内1回、機構内2回)を開催するとともに、入力に関する支援策を検討した。 7.教育改革総合指標(TERI)に装備するIRのあり方に関して「教学改善のためのインスティテユーショナル・リサーチ」を執筆し、中間報告書に掲載するとともに、本格的なIR開発を担う本学の学生調査開発WGに指針を与えた。併せて本学紀要に学習成果を評価するIRのあり方を巡る米国の研究状況を「アウトカム評価としてのインスティテユーショナル・リサーチ機能」にまとめ、発表した。
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