当初、2010年度は「教育改革:総合指標(TERI)」操作システムの本格稼働を行い、卒業生調査、学生実態調査を実施する予定であった。 しかし、大学基準協会の自己点検・評価項目の大幅変更に伴って、TERIシステムの仕様変更の検討が長引き、2010年度末にようやく新TERIの仕様が決定し、2011年度より一部学部において試行される運びとなった。新TERIは、そのコンセプトを限定し、「建学の精神や各学部・学科のDPの達成のための活動を評価する」ことと「日常的な教育改善活動の成果を評価する」ことのみに特化した。具体的には、学部・学科のDP達成に貢献する年度ごとの重点行動計画を管理するロジックツリー型の操作システムに変貌した。 IRに関しては、新入生パイロット調査を4学部において実施し、初年次教育の改善への提案づくりを行った。また、在学生対象の学生実態調査「学びの実態調査」も2010年度10学部で実施し、集計結果をフィードバックした。 卒業時パイロット調査も2010年度末に2学部で実施した。 本研究の成果として、これまで3年間に発表した論文等を集約し、全174頁の研究成果最終報告書を2011年3月25日に刊行した。
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