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2008 年度 実績報告書

テロ時代における国家秩序構築に関する日英比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 20604006
研究機関愛知学院大学

研究代表者

梅川 正美  愛知学院大学, 法学部, 教授 (30135280)

研究分担者 倉持 孝司  甲南大学, 大学院・法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (00153370)
渡名喜 庸安  琉球大学, 大学院・法務研究科, 教授 (50125788)
太田 正登  金城学院大学, 現代文化学部, 教授 (70233145)
キーワードテロリズム / 治安 / 安全 / 民主主義 / 軍隊 / 警察 / ムスリム / 多文化
研究概要

平成20年度の研究の目的と実施計画を基本として、本年度は第1に、研究会を3回行うとともに私費でのイギリス渡航によるイギリス研究者との打ち合わせを行った。第2に、そのような活動の中で、日本における治安制度の現状研究とイギリス研究の基礎づくりを行った。第3にイギリスに関する資料収集を行った。
1、研究会の実施とイギリス渡航。第1回研究会は平成20年7月19日、第2回研究会は平成20年12月11日、第3回研究会は平成21年2月14日と15日に行った。研究会の場所はいすれも愛知掌院大学である。当初は研究会は1回のみを計画していたか、実際には3回行った。さらにイキリスに渡航してのイギリス研究者との打ち合わせは、当初は計画していなかったが、実際には、研究代表者の梅川正美と研究分担者の倉持孝司の二人が私費によって渡航し、マッケルダウニー先生およひトニー・メイスン先生と共同研究の打ち合わせを行った。これらの作業は次年度からの研究の基礎となる。
2、日本における治安制度の解明について本年度の目標にそって仕事を行った。(1)国内秩序については倉持と渡名喜を中心に首相の権限や警察権の現状を整理した。(2)異文化コミュニティーとの融相の問題は梅川がイギリスにおける宗教教育のあり方について研究を開始した。(3)テロ戦争への貢献については倉持を中心に日本の自衛隊海外派兵の現状を研究した。これらの研究は次年度からのイギリス国家現状研究の基礎となる。
3、イギリスの反テロ法制に関する資料収集を行った。法律や勅令など多くの資料を収集したが特にストックホルム国際平和研究所の年報である、SIPRI Yearbookは貴重なものであり、これを1989年から2008年まで購入した。これらの資料は今後の研究の必要な資源となる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] イギリスの内閣制度とウェストランド問題2008

    • 著者名/発表者名
      梅川正美
    • 雑誌名

      愛知学院大学論叢『法学研究』 49巻3号

      ページ: 33-78

  • [学会発表] ウィルソン内閣とキャラハン内閣2008

    • 著者名/発表者名
      梅川正美
    • 学会等名
      イギリス政治研究会
    • 発表場所
      キャンパスプラザ京都
    • 年月日
      2008-09-13
  • [図書] 森英樹編『現代憲法における安全』2009

    • 著者名/発表者名
      倉持孝司
    • 総ページ数
      733-756
    • 出版者
      日本評論者
  • [図書] 中島茂樹, 他編『グローバル化と現代国家』2009

    • 著者名/発表者名
      渡名喜庸安
    • 総ページ数
      131-154
    • 出版者
      お茶の水書房
  • [図書] 『サッチャーと英国政治』第3巻2008

    • 著者名/発表者名
      梅川正美
    • 総ページ数
      690
    • 出版者
      成文堂
  • [図書] 佐藤信一, 他編『グローバル時代の国際政治』2008

    • 著者名/発表者名
      太田正登
    • 総ページ数
      100-122
    • 出版者
      ミネルヴア書房

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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