研究課題
基盤研究(C)
本研究は、子育て期の仕事と生活をめぐる社会的な秩序の新たな方向を探ることを目的としている。具体的には、次のような課題を設定し、公共利用のパネルデータを用いた統計分析と インタビュー、国政選挙をめぐるキャンペーンや世論の動向に関する資料の収集などによって日豪両国の状況を比較考察する。(1)日豪それぞれにおいて、父親母親それぞれのストレスあるいはウェルビーイングと、仕事と生活の関係のありかたとの関連を明らかにし、その違いを探る。(2)日豪それぞれにおいて生活時間配分の規定要因を明らかにし、比較する。とりわけ、夫の労働時間の短縮を可能にする職場や家庭の状況、収入や支出のあり方に注目する。家庭の状況については、家や車の修繕や庭の整備など、家でなされる無償労働のありかた、育児支援の活用や余暇のありかたなど、いわゆる家事や育児以外の側面にも注意を払う。(3)適正労働時間の境界点を見いだし、それを維持するための労働時間規制のありかたを探る。
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http://www.melbourneinstitute.com/hilda/Biblio/conf2009papers.htm.