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2010 年度 実績報告書

鑑賞者の身体状況に応じて鑑賞物の情報を提供できる博物館ガイドの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20605001
研究機関筑波大学

研究代表者

山下 淳  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (80345157)

研究分担者 葛岡 英明  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (10241796)
キーワード博物館ガイド / 位置情報システム / ユビキタス
研究概要

本年度は、昨年度の研究結果が人文社会学的にみても自然なコミュニケーションを支援していることを検証することを中心に実験を実施した。
対人コミュニケーションにおいては、F陣形という体勢が構築されるということが、人文社会学では指摘されている。そこで、このF陣形という概念を展示案内ロボットに導入することで、
1)ロボットと複数人の鑑賞者の間でF陣形が構成されること。
2)複数人の鑑賞者がロボットと移動したあともF陣形が再構成されること。
3)鑑賞者に対するロボットの視線の有無が複数人の鑑賞者の間のF陣形に与える効果。
以上の三点について調べた。
ロボットについては、昨年度のロボットに腰による回転機構を追加することで、上半身と下半身が独自に動くように改良した。このような改良を加えることで、足は展示物の方向、上半身は鑑賞者の方向に向けることが可能となった。また、この機構を追加することでロボットでもF陣形を構成できるようにした。
複数回の実験より、
1)複数人の鑑賞者においてF陣形が構成されること。
2)複数人の鑑賞者が移動する際はF陣形を再構成するように移動すること。
3)ロボットが移動中に視線を鑑賞者に向けると、より鑑賞者が展示物に近づく可能性があること。
の三点がわかった。

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公開日: 2012-07-19  

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