名古屋大学博物館と根室市歴史と自然の資料館が以下のように根室市温根沼貝塚の調査・分析を共同で行い、その成果を活用することで文化資源の調査・分析・活用システムの構築と運用を行った。 (1)温根沼貝塚を含む関江谷台地の測量図を完成させた。 (2)関江谷台地上で温根沼貝塚の所在地を確定し、貝塚の一部を発掘調査した。出土した土器・石器や動物遺体の内容を定量的に明らかにし、貝層の形成年代をAMS法で測定した。 (3)遺跡周辺のドングリ類の結実状況調査を行った。 (4)(1)~(3)の成果を中心に、名古屋大学博物館において展示会を開催した。
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