研究課題
基盤研究(C)
現在ある医薬品の実に70%が膜蛋白を標的とするといわれ、医薬品の有効な開発には膜蛋白の3次元構造に関する知識が欠かせない。しかし、膜蛋白は構造決定に通常必要な結晶化が困難なため、構造が解かれたものはごくわずかである。本研究では、X線ホログラフィー法を応用し、このような蛋白分子を結晶化せずに構造決定するのに必要な諸技術を研究した。特に実際に蛋白分子を試料に用いるときのように試料と参照物体の組が多数存在するケースにつき研究を行った。
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J.Synchrotron Rad. 18
ページ: doi : 10.1107/S0909049511009836