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2010 年度 実績報告書

Webサービスにおけるユーザ視点のサービス品質評価環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20650008
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

伊藤 嘉浩  名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (50335098)

キーワードWebユーザビリティ / ユーザ視点評価 / インターネット / サービス品質 / 生体信号
研究概要

平成21年度までに行ったユーザ視点のWebサービスの品質評価方法の検討結果を基に、平成22年度は、対象とするWebサービスをオンラインショッピングサービスに限定し、より詳細な評価を行った.本研究では、ユーザ視点のWebサービス品質評価尺度として、ユーザビリティを考えているが、Webユーザビリティの評価尺度・方法は明確に定義されていない。本研究では、ISO勧告に基づくユーザビリティと、ヤコブ・ニールセンのものの二つを対象とした。前者を用いた評価においては、生体信号である筋電位信号を用いた評価を行った。また,後者を用いた評価においては、Webサービスを利用する際の問題点に対する深刻度を評価尺度として、評価を行った。評価実験においては通信品質を変化させた状態で、被験者に実際のWebサービスを利用させ、各評価方式でそのサービス品質の測定を行った。実験結果から、オンラインショッピングを扱うWebサービスにおいて、通信品質がWebユーザビリティに及ぼす影響を定量的に評価することができ、この評価結果の示す意義は大きいものと考えられる。今後,ますますWebサービスへの依存度が大きくなる中で,Webサービスの設計において通信品質が考慮すべき要因の1つであることを示したことは、社会的な意義も大きいものと考えられる。なお、本研究結果の一部は、国際会議IEEE/IPSJ SAINT Workshop C3NETで1件、電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会において1件、同ソサイエティ大会において2件、同総合大会で1件の発表を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] Calculation of necessary QoS for user satisfaction with a QoS mapping matrix2011

    • 著者名/発表者名
      Yoshihiro Ito
    • 雑誌名

      Proc.IEEE/IPSJ SAINT 2010 Workshop C3NET

      巻: 1 ページ: 233-236

    • 査読あり
  • [学会発表] 通信品質の劣化がWebユーザビリティに及ぼす影響の問題点の深刻度を用いた評価2011

    • 著者名/発表者名
      芳賀弘幸, 伊藤嘉浩
    • 学会等名
      2011年電子情報通信学会総合大会
    • 発表場所
      東京都市大学
    • 年月日
      2011-03-14
  • [学会発表] Webサービスにおける筋電位を用いたサービス品質評価2010

    • 著者名/発表者名
      伊藤嘉浩, 廣川智久
    • 学会等名
      2010年電子情報通信学会ソサイエティ大会
    • 発表場所
      大阪府立大学
    • 年月日
      2010-09-17
  • [学会発表] 通信品質がWebサービスにおける問題点の深刻度に及ぼす影響の調査2010

    • 著者名/発表者名
      芳賀弘幸, 伊藤嘉浩
    • 学会等名
      2010年電子情報通信学会ソサイエティ大会
    • 発表場所
      大阪府立大学
    • 年月日
      2010-09-17
  • [学会発表] TCPの性能がWebユーザビリティに及ぼす影響の定量的評価2010

    • 著者名/発表者名
      田原透, 伊藤嘉浩
    • 学会等名
      電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会
    • 発表場所
      IIJ神保町三井ビル
    • 年月日
      2010-08-06

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公開日: 2012-07-19  

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