• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

巨大ボリュームデータの主メモリ外描画

研究課題

研究課題/領域番号 20650011
研究種目

萌芽研究

研究機関東京大学

研究代表者

山口 泰  東京大学, 大学院・総合分化研究科, 教授 (80210376)

キーワードメディア情報処理 / ボリューム描画 / 巨大データ / 主メモリ外処理
研究概要

本研究では,主メモリには到底乗らないような巨大ボリュームデータの描画方の開発を目的とする.本研究の基本的なアイディアは,巨大ボリュームデータをブロックに分割し,拡張DDA法を用いてブロックを整列することで逐次処理を実行する,というものである.しかし,描画に要するブロックデータが多いのであれば,ディスクからのブロック読込みコストが増大してしまう.そこで,ボリュームデータを多重解像度表現するとともに,効率良い枝刈り処理を組み合わせることで,ディスクからのブロック読込みを抑えて高速な描画処理を実現できると考えている.
本研究期間内の課題は,「巨大ボリュームデータの多重解像度表現」,「ブロックデータの整列ならびに枝刈り」,「マルチスレッドを利用して描画」,「データサイズやバッファリングの調整」,「代用データによる描画と先行データ読込み」,「超巨大データのための分散並列処理の検討」である.このうち,本年度は「巨大ボリュームデータの多重解像度表現」,「ブロックデータの整列ならびに枝刈り」,「マルチスレッドを利用した描画」を中心に研究を行った.具体的には,ボリュームデータを多重解像度のブロックデータに分割し,視点との相対位置関係からブロックデータの要不要を判定するとともに,プロセスを描画用とブロックデータ管理用のスレッドに分割することで,ボリュームデータを連続描画することができるようになった.また,ボリューム描画法として,スプラッティング,レイキャスティング,ソリッドテクスチャスライシングなどの手法を比較検討した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] PC環境における大規模ボリュームデータの実時間表示法2008

    • 著者名/発表者名
      高棹大樹,金井崇,山口泰
    • 学会等名
      Visual Computing/グラフィクスとCADシンポジウム
    • 発表場所
      東京都世田谷区国士舘大学世田谷キャンパス
    • 年月日
      2008-06-21
  • [産業財産権] ボリュームデータの実時間レンダリング方法及び装置2008

    • 発明者名
      山口泰,高棹大樹,金井崇
    • 権利者名
      国立大学法人東京大学
    • 産業財産権番号
      特願2008-324804
    • 出願年月日
      2008-12-20

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi