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2008 年度 実績報告書

想定状況データと現実状況データの融合による状況依存な嗜好モデリング

研究課題

研究課題/領域番号 20650030
研究種目

萌芽研究

研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

麻生 英樹  独立行政法人産業技術総合研究所, 情報技術研究部門, 主任研究員 (10344194)

キーワード機械学習 / 感性情報処理 / 嗜好モデリング / 推薦システム / データ解析 / 個人化技術 / アンケート調査 / 統計科学
研究概要

1.食事メニューの嗜好の状況依存性に関するインターネットアンケートを実施した。状況変数として「空腹度」に焦点を当て、同一の回答者が仮想状況と現実状況の両方で回答するように工夫した調査を行った。有効回答者数212名から、仮想状況データ4,240レコード、現実状況データ2,120レコードを得た。このうちの2,120レコードについては、現実か仮想かのみが異なる完全対応データである。
2.上記のデータを解析し、現実状況と仮想状況で嗜好に統計的な差があることを検証した。また、その差を補正する新しい方式として、差分値をユーザおよび食事メニューの属性によって予測する差分モデリング法を提案し有効性を検証した。この成果に関して、国内特許1件を出願し、国内会議発表2件、雑誌発表(予稿集)1件を行った。また、国際会議(First and Seventeenth International Conference on User Modeling,Adaptation,and Personalization:UMAP2009)に投稿して採択された。
3.本研究の技術的基盤となるDomain Adaptation技術についてサーベイを行った。主要な成果を分類し、本研究に適用可能な技術および今後検討するべき技術を抽出した。この成果に関して国内会議で招待講演1件、雑誌発表(予稿集)1件を行った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] 嗜好のモデル化におけるモデル適応について2009

    • 著者名/発表者名
      麻生英樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 Vol. 108 No. 383

      ページ: 101-106

  • [雑誌論文] Domain Adaptation とその周辺2009

    • 著者名/発表者名
      麻生英樹
    • 雑誌名

      日本音響学会2009年春季研究発表会講演論文集

      ページ: 69-72

  • [学会発表] Domain Adaptation とその周辺2009

    • 著者名/発表者名
      麻生英樹
    • 学会等名
      日本音響学会2009年春季研究発表会
    • 発表場所
      東京工業大学(大岡山)
    • 年月日
      2009-03-18
  • [学会発表] 嗜好のモデル化におけるモデル適応について2009

    • 著者名/発表者名
      麻生英樹
    • 学会等名
      電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会
    • 発表場所
      北海道大学(札幌)
    • 年月日
      2009-01-20
  • [学会発表] 仮想状況データと現実状況データの融合によるユーザ嗜好モデルの構築2008

    • 著者名/発表者名
      麻生英樹
    • 学会等名
      第11回情報論的学習理論ワークショップ
    • 発表場所
      仙台国際センター(仙台)
    • 年月日
      2008-10-29
  • [産業財産権] 嗜好推定装置、嗜好推定方法及びコンピュータプログラム2008

    • 発明者名
      小野智弘, 滝嶋康弘, 本村陽一, 麻生英樹
    • 権利者名
      株式会社KDDI研究所独立行政法人産業技術総合研究所
    • 産業財産権番号
      特願2008-207292
    • 出願年月日
      2008-08-11

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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