研究課題
萌芽研究
平成20年度:Theaflavinのオートファジー促進作用の機序を解明する。i)紅茶の主成分であるテオフラビン(Theaflavin)と緑茶に含まれるカテキン(Epigallocatechin-3-Gallate)、赤ワインに含まれるResveratrolなど他のポリフェノールのオートファジー促進、リソソーム形成能を比較検討する。マウス神経芽細胞(Neuro2A細胞)を無血清培地におきかえた後、目的とする化合物を種々の濃度加えて一定時間培養した。Dancylcadaverine(MDC)を培養液に加え、生理的食塩水で洗浄し、蛍光顕微鏡をもちいてオートファゴソーム/オートリソソームを観察した。また、96 wellsのプレートを用いて蛍光強度を測定することにより、定量化をおこなった。LC3-IからLC3-IIへの変換、さらにbeclin-1,ATG5などのオートファジー関連分子の発現誘導を、ウェスタンブロット法により、定量的に評価した。また、電子顕微鏡による観察により、種々のオートファゴソーム/オートリソソームなどの生成を形態的に確認した。ii)Theaflavinによるオートファジー促進能のメカニズムをシグナル伝達経路に重点をおいて検討する。シグナル伝達によるオートファジー制御に関しては、mTORによる初期段階の制御、P38によるオートファゴソーム形成の抑制などが知られている。まず、これらの経路に重点を置き、他の経路に関しても検討を行った。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (3件)
J Neuroimmunol 207
ページ: 24-31
J Immunol 182
ページ: 2051-2062
J Neuroimmunol 208
ページ: 104-114
Cell Mol Life Sci. 65
ページ: 1272-1284
J Immunol 180
ページ: 7827-7839
J Biol Chem. 283
ページ: 6979-6987