研究課題/領域番号 |
20650100
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研究種目 |
萌芽研究
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研究機関 | 仙台大学 |
研究代表者 |
鈴木 省三 仙台大学, 体育学部, 教授 (00179219)
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研究分担者 |
石山 信男 仙台大学, 体育学部, 准教授 (30405881)
内野 秀哲 仙台大学, 体育学部, 講師 (10316408)
竹村 英和 仙台大学, 体育学部, 講師 (60405884)
岩田 純 仙台大学, 体育学部, 助教 (40364393)
朴澤 泰治 仙台大学, 体育学部, 学長 (40382650)
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キーワード | ソリ競技 / e-conditioning / 数理モデル / 競技力向上 |
研究概要 |
本研究の目的は、従来の有能な指導者による「経験と勘」に依存した年間トレーニングプログラムの作成に代わって、生理学的な知見と数理的な手法に基づくパフォーマンス数理モデルを用いた年間トレーニングプログラムの計画、実践、分析、評価の循環サイクルを指導者・サポートスタッフと連携しながら実践し、重要な大会に最高のパフォーマンスを発揮できる選手サポートシステム(遠隔IT機能を活用したe-conditioning選手サポートシステム)を構築することにある。 平成20年度は下記の研究項目について実施した。 (1)パフォーマンス数理モデルを作成するための各種測定項目について検討した。その結果、20,60m,立ち5段跳び,スクワット種目の合計得点が数理モデルを作成するパラメータとして統計的に有効であることが明らかとなった(カナダ国際運動生理学会で発表)。 (2)長野での日本選手権、2010年バンクーバーオリンピックコースでのプレ大会等を中心に遠隔IT機能を活用したe-conditioning選手サポートシステムを構築するための予備調査を実践した。その結果、大容量の数理モデルを用いたコンディショニングデータの送受信には改善の必要性があるものの、データ分析を基にした選手(現場)対サポート研究者(大学内)の遠隔ITを活用した映像送信サポートが可能であることが明らかとなった(第20回バイオメカニクス学会シンポジウムで発表)。 そこで今年度は、日常のトレーニング、国内合宿、ワールドカップ遠征さらにオリンピック大会に向けた遠隔IT機能を活用したe-condition選手サポートシステムを構築し、選手の競技力を向上させるためのサポートシステムとしてコンディショニング領域で活用可能かについて検証する。
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