プシコースを用いて合成した化合物の構造はNMR、IRによる確認を行った後に、低分子担体と希少糖との複合体形成による溶解性の変化を確認した。担体と希少糖との相互作用はHPLC、UV、元素分析から評価した。具体的には、希少糖-DDSキャリア複合体の化学量論比、濃度依存性を測定し、複合体形成に対する反応溶液の親疎水性、pH、温度による影響の評価とした(特許出願準備中及び、投稿準備中)。上記で得られた複合体を食品あるいは医薬として用いる場合、その構造が生理条件下において安定に存在する必要があるため、擬似的な生理条件としてリン酸緩衝生理食塩水中におけるコンプレックスの安定性を塩濃度及びpH変化についての評価試験を開始し、現在継続中である。 また、アロースについてはまずラットを用いて単体での一日摂取許容量(ADI)を設定するため、経口投与試験を行った。
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