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2008 年度 実績報告書

ライブ映像はEスクールにおいてなぜ有効か?

研究課題

研究課題/領域番号 20650147
研究種目

萌芽研究

研究機関早稲田大学

研究代表者

野嶋 栄一郎  早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20000086)

研究分担者 向後 千春  早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (00186610)
浅田 匡  早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00184143)
岸 俊行  早稲田大学, 人間科学学術院, 助手 (10454084)
キーワードソーシャル・プレゼンス / パラ言語 / 循環型 / ライブ映像 / e-learning
研究概要

平成20年度は、これまで収録した千葉県館山市北条小学校における授業記録をベースに研究を行った。具体的には、初任教師(教職経験1〜2年)とベテラン教師(教職経験20年以上)の教授行動の比較分析を行った。この研究の目的は、ベテラン教師の教授行動と初任教師の教授行動を比較し、教授行動自体の情報量あるいは教授行動の多様性を比較検討することにある。典型的な例として、すでに我々の研究において、一部が明らかにされていることであるが、教師の表現能力の一部に、パラ言語が挙げられる。ベテラン教師の教授行動と初任教師の教授行動の間においてパラ言語の表現能力に差異があると仮定し、この面の検討を目論んだ。さらに、我々にとって長年の課題であるが、教師のソーシャル・プレゼンスの相違が学習者の学習行動に及ぼす影響も研究の視野に入っている。したがって、ベテラン教師の教授行動と初任教師の教授行動の比較には、この目的も含まれている。
本年度は、このような教師の特異な教授行動を明らかにするための予備的調査を行った。次年度は、本年度の予備的調査がプロトコルの比較検討に集中していたことを反省し、映像および音声記録の比較検討を中心に、パラ言語や教師のソーシャル・プレゼンスの検討に入っていく予定である。
パラ言語の研究は、パラ言語の種類やそれの発生する頻度にも注目し、様々な意味を持つパラ言語の辞書をつくり、その体系化に着手したい。ソーシャル・プレゼンスについては、授業の中のターゲットとなるキーワードについて、初任教師とベテラン教師により教授を受けた児童・生徒に対し、語彙や解釈に対する調査を行い、その影響力の違いを比較検討する作業を計画に入れている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 早稲田大学人間科学学術院eスクールから見えてきたもの-eスクールの現在とこれから-2009

    • 著者名/発表者名
      野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      看護管理(医学書院) 19

      ページ: 173-179

  • [雑誌論文] 授業における教師の発話の音声分析によるパラ言語情報の抽出2008

    • 著者名/発表者名
      有賀亮, 岸俊行, 菊池英明, 野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌 32

      ページ: 13-21

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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