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2009 年度 実績報告書

戦後〈沖縄経験〉の史的検証と発展的継承の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20651064
研究機関琉球大学

研究代表者

小屋敷 琢己  琉球大学, 教育学部, 准教授 (20404551)

研究分担者 比屋根 照夫  国立大学法人琉球大学, 名誉教授 (10045172)
キーワード東アジア / 思想史 / 沖縄経験
研究概要

本研究の目的である戦後沖縄における沖縄経験と日本経験について、特に第II期(1960~1970)を中心にして、雑誌や新聞論説などの資料の収集と分析の作業をおこなった。
具体的には、東京への出張を合計5回実施し、主に国立国会図書館にて資料の調査をおこなった。また、福岡市の九州大学附属図書館へも調査をおこない、島根県浜田市において、連携研究者である飯田泰三島根県立大学教授と資料の検討と研究報告をおこなった。
そのような成果として、小屋敷琢己「戦後日本の〈沖縄経験〉」という論文と、比屋根照夫『戦後沖縄の精神と思想』という著作が刊行された。
小屋敷論文では、戦後日本の知識人における「敗戦の経験」、〈沖縄経験〉の欠落などについて指摘され、沖縄の問題を論じるためには、それぞれの〈沖縄経験〉が試されていること、国家の問題を含めて〈沖縄経験〉が生じることなどを論じた。この論文のために本研究の調査での成果が利用された。
比屋根著書は、戦後沖縄史の50年代や60年代における復帰運動や思想的な問題提起などについて系統的に論じ、本研究の資料調査の成果が使われている。
さらに1953年の「琉大事件」に関する研究もおこない、前年度おこなった聞き取り調査の記録とともに、テープ起こし作業もおこなった。この成果としては、2010年度に公刊または公表が課題として予定されている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      小屋敷琢己
    • 雑誌名

      「戦後日本の <沖縄経験>」、『生きる意味と生活を問い直す』所収(豊泉・佐藤・高山編)(青木書店)

      ページ: 78-101

  • [図書] 戦後沖縄の精神と思想2009

    • 著者名/発表者名
      比屋根照夫
    • 総ページ数
      278
    • 出版者
      明石書店

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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